園芸でちょこっと科学

種、大好き。極小ベランダで野菜栽培。冬トマトができたらいいな。

ビート(ツ)という野菜をいただく

2016.01.17.Sun
 この赤っぽいカブみたいなものは、ビートとかビーツという野菜だそうです。
ビート(Beta vulgaris vulgaris L.)

葉の葉脈も赤くて血管みたい。
どれもビート

鳥取県にお住まいの、鳥取岩美ミーコ様がご自身で育てられたお品をお送りいただきました。
ビートというのは、なんでもロシア料理のボルシチなどに使われているのだそうで、ボルシチの赤い色は、このビートから出る色なんだそうです。ボルシチは食べたことがあっても、ビートなる野菜の実物を見るのは初めてです。ドキドキ。なんかたのしそう。

そういえば子どもの頃、学校の授業で習った記憶があったなあ。テンサイ(「甜菜」と書くそうな)=ビートは、砂糖の原料だって。けれども、その「てんさい」ちなもんを一度も見たことがありません。テストで覚える単語でしかありませんでした。あ、そういえば「ボーキサイト」ってなんだろう。あれも見たことがないものの一つです。

ともあれ、砂糖の原料になるという「テンサイ」と、いただいたこの赤いビートとはおなじ物なんだろうか?それとも違うものなんだろうか? というのが私の疑問です。

調べてみましたら、どちらも「ナデシコ目(もく)」。カブじゃないそうで、同じナデシコ目のホウレンソウに近いみたいです。
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・ホウレンソウ……ヒユ科、アカザ亜科、ホウレンソウ属、ホウレンソウ種。
・テンサイ…………ヒユ科、、フダンソウ属、テンサイ種、テンサイ亜種。
・赤いビート………アカザ科、フダンソウ属、テンサイ種、ビート種、テーブルビート亜種。
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ほほう、ちっとも知らなかったぞなもし。

このビート(Beta vulgaris)というのはその昔、紀元前の頃、葉っぱの方を食べるものだったそうです。その後、根が大きくなる品種(テーブルビートっていうのかな?)が分かれて飼料用の品種として栽培されるようになり(15世紀頃)、その後、その飼料用ビートから砂糖だけをとりだせるようにする技術の発見があり、それから砂糖用のビート栽培がはじまったということのようでした。
ということは、この赤いビートはテンサイの先祖ぐらいの感じでしょうか。

まあとにかく、調理にとりかかるとしましょう。
洗ってから葉を取り除き、圧力鍋で蒸してみました。
生のビーツはとても固いのだそうで、1時間くらい茹でたり、オーブンでじっくり焼いたりしてから調理するのだそうですが、時間短縮のため、圧力鍋で10分ほど加圧し、自然放置してさますとうい方法にいたしました。

そのさましたのが、こちらです。
圧力鍋で蒸したビーツ
おー、さすが、赤い色がまわりに飛び散ってます。この汁をなめてみると、ほのかに甘みあり。

圧力鍋の底の水にも色が移ってます。
鍋の下の水にも色が移っている

皮をむきまます。手でなんとなくごしごししただけで、するりとむけました。
するりとむける赤いビートの皮
むいたお肌はピッカピカの黒光り。

お手々も染まる。赤というより、ブルーがはいったピンクって感じです。
お手々も染まる赤いビート
水で洗うとわりあい簡単におちました。

3ミリくらいの厚みに切ってみました。
薄めに切ってお皿にのせた赤ビート
こうして見ると黒いけど。

光のかげんで、赤味が感じられます。へー、真ん中から外側に向かってうずうずになってる!
よーく見ると、果肉にうずうずあり

お味は? サツマイモのようなカブのような。サツマイモのほんわかとした甘みだけど粉っぽくない。カブのような柔らかい食感だけどサクサクしてなくてむっちり。ちょっと形容しがたいです。甘みのせいか、野菜としておかずに食べるというより、おやつの果物でいただきたいようなおもむき。

では、葉っぱのほうはどんなでしょう? その昔は葉を食べていたということなので、食べられるのにちがいないはず。

レンジでチンして、その後水にさらしてみました。やっぱり水は赤くなるんだなあ。
赤いビートの葉をチンして水にさらしたところ

絞ってお浸し風に器にのせる。
赤いビートの葉のお浸し
茎のお味が、ホウレンソウの赤いところにそっくり。なるほど、ホウレンソウに近い品種なわけだ。葉に渋味があるのもにてます。

ところで、この赤いビートとともに、鳥取岩美ミーコ様から珍しいピンクの醤油というのも一緒にお送りくださいました。

「華貴婦人」という醤油加工品で、鳥取発の地域ブランドのお品だそうです。(ホームページは→こちら)

ピンクの醤油「華貴婦人」

原材料はなんだろうと思いましたら、おもには糖類などのようですが、着色料のところに「赤ビート」の文字が。
ピンクの醤油「華貴婦人」の原材料
へ~、テンサイはお砂糖になるが、赤いビートはお醤油になるという。紀元前の頃から長い年月ののちにねえ…。ほかの野菜の一つ一つにも、おそらくこうした歴史があるんだろうなあ。

せっかくですので、そのピンク醤油で赤いビートをいただいてみましょう。マニキュアと容器の蓋、ではありませんぞ。
蒸した赤いビートとピンクの醤油「華貴婦人」
お醤油をつけると、いっきにおかず味になりました。お醤油のしょっぱさって不思議。お弁当に持っていこいうかしら、って思いましたもん。「醤油」っておもしろい。なんだろなあ? 

なお、ビートの種を調べてみましたら、白や黄色のピートの種も販売されていました。
ナチュラルハーベストさんのビーツのページにございました。
栽培は、プランターでも栽培できるとネットには紹介されていました。おほほ、当方の極小ベランダでもできますかしらねえ~♪

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コメント

2016-01-17.Sun 20:08
テンサイ。
別名、砂糖ダイコン。
でもダイコンではないですよね~

ビート。
凄く色が出ますね~

ボーキサイト。
アルミの原料ですが、見た目はタダの土塊ですね!

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URL|kasugai90 #8EUMTJq.[ 編集]

kasugai90 さんへ

2016-01-18.Mon 16:36
さすが、鉱物博士のkasugai90さん。ボーキサイトもよくご存じで。
へえー、土の塊みたいに見えるのでしたか。そんなのからアルミができていくなんて驚きです。
お教えいただきありがとうございます。

砂糖ダイコンという名のダイコンでない野菜。うーん、植物に名前をつけるのってむずかしいなあ。名前をつける方には、いろんなご苦労がありそうだなあと思いました。

そうそう、ビートの色素にびっくりです。ほんの少量でもピンク色に染まるんですもんね。生のビートからボルシチを作るときは、いったい何個くらい入れるのだろう? 1個でも充分だったりして。なーんて思っちゃいました。
URLともこ #VgdABggw[ 編集]

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