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    『ジャガイモの花と実』(著:板倉聖宣/仮説社)という本の挿絵を描くべくジャガイモの種まきをしたことから、いつしかベランダが野菜ジャングルに。
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まとめ
2010/02/14(Sun)

マスタード:ああ室内栽培の限界

ワゴンにのせ、あたたかな室内でゆりかごを揺らすがごとく穏やかに育てていたマスタード。おかげさまですくすく生長。

ところが、育っていたのは植物だけではなかった。虫軍団もご機嫌さんで葉の裏に巣くい、アブラーがうごめくやら、ハダニが白くおおうやら、コバエがブンブン飛び回るやら…。この世の春を謳歌してはびこり、まるで地獄絵図!
マスタードに霧吹き

ことにグリーンマスタードへのアブラー攻撃は激しかった。なぜかレッドマスタードの方はすこしましで、隣においたチマ・サンチュにいたっては、ほどんど被害がない。これはどうしたことだろう?

思うに、葉の味のちがいもあるかもしれないのだが、葉の裏側の形状に関係があるのではないかと。
チマ・サンチュの葉の裏側はつるつるしているけど、

レッドマスタードは葉の裏の溝が深い。

グリーンマスタードにいたっては、
深い溝とともに、先端がフリル状になっているからいっそうアブラーが落下しにくいのかもしれない。このフリルが可愛くて楽しいんだけど、虫の隠れ家として好都合なのかも。
←葉の裏のくぼみを拡大したようす。
真ん中あたりに、胡麻粒のように張り付いているアブラーをご覧いただけるだろうか。
(すみません、好んで見たい物ではないと思いまするが。)


ともあれ、この窮状をなんとか打破すべく、日に幾度も霧吹きで水を噴霧し、吹き飛ばす作戦に出るもむなしく、食べるはずの葉は痛みを増してぼろぼろになっていくのだった。
下の写真の真ん中と上の葉っぱが変色し、葉先が枯れている。一番下は元気な葉。

あ~あ、このままでは葉っぱどころか、コバエどもの毒牙にかかって汚染された食品で、私がおだぶつしそうである。かといって、ここまで育ったマスタードを廃棄するのもあまりにもったいない。虫退治のために新たな機材や薬品を導入をするのも、これまたもったいない。
はて、どうしたものか?

 そこでだした判決は、「主文、マスタードを容器もろともベランダ放出の刑に処する」。
この二月の寒空に、である。
虫は、あたたかい室内だから元気に生きているわけで、寒い外ならばそうそう生きてはゆけまい、とふんだのだ。

かくして、島流しならぬベランダに追放移動させたマスタード。木枯らしが吹いても雪が降ってもベランダ住まい。水耕栽培だから水面が凍るかもしれないのに。
で、その成果はというと、おかげさまで虫軍団は激減。あらうれし。ほっと一息。
しかし、同時に葉っぱの生長もどーんと落ち込み、収穫量も激減。
あらら…な~にやってんだか。寒いんだから当然なんだけど、なんだかなあ…。
まあ、ここらが室内栽培の限界だろうか?

それでも晴天が続いた後には若干量の収穫あり。同じく微量のサラダホウレンソウとともに記念写真をパチリ。
真冬の貴重なビタミン補給。
食べたらじつに美味しい! 
生長は遅いけど、この寒空ベランダ栽培、もう少し続けてみてもいいかなあと思うのでありました。落ち込んだくせに、ゲンキンだなあもう…。

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